19年オフ 各チームの補強最優先事項は?
メジャーリーグでは既に水面下でストーブリーグが動き出している。ここでは、各チームの編成におけるプライオリティー(最優先事項)をMLB.comの記事をもとに紹介していきたい。
前回はナショナルリーグ東部地区を紹介したので、今回は中部地区を紹介したい。
ナ・リーグ中部地区
ブリュワーズ
マイク・ムスタカス三塁手との契約を更新しなかったチームには正三塁手が必要。他にヤスマニ・グランダル捕手との契約オプションも破棄している。ムスタカスは143試合に出場し35本塁打、87打点、OPS.845。グランダルは153試合で28本塁打、77打点、OPS.848。両選手ともミューチュアルオプションだった。
カージナルス
マーセル・オズーナの右翼とアダム・ウェインライトとマイケル・ワカの先発投手2人が抜ける先発ローテーションの整備が必要。
カブス
夏のニコラス・カステヤノスの加入はインパクトがあったが、その再契約とコール・ハメルズ投手がFAになった左腕の先発投手。
レッズ
ブルペンの整備が最優先事項。34セーブのクローザー、ライセル・イグレシアスは防御率4.16(FIP3.92)と不安定。彼のトレードの噂は毎年オフの恒例になっている。アリスティデス・アキーノ(19本塁打)は大いに期待できそうだが、ニック・センゼル(12本塁打)、ジェシー・ウィンカー(16本塁打)の若い外野陣は未知数だ。
パイレーツ
防御率5.40で、MLB26位だった先発ローテーションは、クリス・アーチャー、ジョー・マスグローブ、トレバー・ウィリアムズがチームに残ったとしてもジェイムソン・タイヨンは8月にトミー・ジョン手術で戦力にならず、混戦のこの地区を勝ち抜くにはアップグレードする必要がある。フランシスコ・セルベーリが正捕手だったが、夏に放出。正捕手候補のジェイコブ・スタリングスは実質2年目と不安材料だ。
▼記事参考
https://www.mlb.com/news/every-mlb-team-s-offseason-priority
https://www.mlb.com/news/every-major-league-team-biggest-2020-offseason-need