球団人事
レッドソックスが編成部門の最高責任者であるデーブ・ドンブロウスキー野球部門社長を解任した。
MLB公式サイトによると本拠地フェンウェイ・パークで行われたヤンキース戦に5対10で敗れたあと、試合終了の約10分後に広報のケビン・グレッグがメディアに対して今回の人事を発表した。
For the morning crowd: The Red Sox fired Dave Dombrowski on Sunday, less than a year after winning the World Series, and will elevate four executives, including the highest-ranking woman ever in a baseball-ops position, to take over in the interim. News: https://t.co/KLkki68qMI
— Jeff Passan (@JeffPassan) September 9, 2019
ワイルドカード2位のアスレチックスに8ゲーム差をつけられているレッドソックス。ポストシーズン進出も絶望的な状態。
その“戦犯”として結果を取らされたわけだが、ライバルのヤンキースがあの故障者続出の状態から地区優勝をほぼ確定させ、そのライバル対決で5勝13敗という不甲斐ない結果もオーナーたちの逆鱗に触れたのかもしれない。
ドンブロウスキー氏の次の球団が楽しみ
ただ、MLBファンとしては、15年8月にタイガースのGMを解任された2週間後に編成最高責任者としてボストン・レッドソックスに迎えられたという経緯もあるので、この辣腕マネージャーの次の球団が楽しみだ。意外と早いかもしれない。63歳、このまま球界を去るのではなく、もうひと花咲かせたいだろう。
今季76勝67敗(日本時間9月9日時点)だが、13年に上原や田澤が活躍してワールドシリーズを制した後はもっと酷かった。14年、15年と地区最下位に低迷した。
あの時もオーナーたちは、今季と同じようにシーズンが終わるのを待つことなく人事を強行、ベン・チェリントン・ジェネラルマネージャー(GM)を解任して、ドンブロウスキー氏を電撃的に就任させた。
その後、レッドソックスは翌16年から3年連続で激戦のア・リーグ東部地区を制し、昨年はワールドシリーズ制覇を成し遂げた。タイガースのGMからレッドソックスという名門球団の編成最高責任者として2年連続最下位の球団を立て直した功績は大きい。
結果論だが、ドンブロウスキー氏にとって今季は、編成上で、不運な部分が多かった。
エース左腕のクリス・セールと5年1億4500万ドル、正遊撃手のザンダー・ボガーツと6年1億2000万ドルの大型契約で引き留め工作に成功したが、セールは序盤に不調。クローザーのクレイグ・キンブレル(現カブス)とセットアッパーのジョー・ケリーをフリーエージェントで放出。その結果、投手陣はMLB19位の防御率、同22位の被打率だ。
昨年夏にトレードで獲得した後、ポストシーズンで活躍したネイサン・イバルディは契約を延長したが、19試合で1勝しかできず年1700万ドル(4年6800万ドル)というコスパの悪い選手になった。スティーブ・ピアースも60日間の故障者リストに入ったままだ。