MLBのプレイオフが始まった。アメリカンリーグのワイルドカード(ALWC)は、ヤンキースが序盤のホームラン攻勢で逆転。その後をリリーフ陣が守りきりディビジョンシリーズ(ALDS)進出を決めた。
ワイルドカードゲームは、ヤンキースがツインズを8対4で下し、ア・リーグディビジョンシリーズ進出が決定した!#WildCard pic.twitter.com/8Nq810s7ou
— MLB Japan (@MLBJapan) 2017年10月4日
ヤンキースがセベリーノ、ツインズがサンタナの先発で始まった試合は、セベリーノが、いきなり1番ドジャーに先頭打者ホームランを許すと、4番ロサリオに2ランを浴びせられ、僅か29球で降板する波乱の展開。1/3回、被安打4、3失点でマウンドを降りた。
しかし、1回裏、ヤンキースもサンタナを攻めて1番ガードナーが四球、2番ジャッジが3-2からセンター前へポトリと落とすシングルヒット。1死後、4番に入ったグレゴリウスがサンタナの3-2からの6球目95.1マイルのツーシームをライト席へ同点弾を叩き込んだ。
シーズン25本塁打のグレゴリウスだが、ヤンキースの歴代ショートストップで2年連続20本塁打以上は、彼が初めて。
ヤンキースは2回にガードナーがライト2階席へ運び逆転。ツインズの先発サンタナを2回4失点で引きずりおろした。
3回には一旦は追いつかれたが、その裏に6番バードのタイムリーで勝ち越すと、4回には1塁にガードナーをおいて2番のジャッジが1-1からの3球目、真ん中低めに入った84マイルのカーブを捉えて弾丸ライナーをレフト席の最前列へ突き刺した。
How's THAT for a postseason debut?! #AllRise pic.twitter.com/bsSz4vkX1I
— New York Yankees (@Yankees) 2017年10月4日
新人でシーズン52本塁打。MLBの新人歴代ホームラン記録を塗り替えた主砲の一打で、モメンタムは完全にヤンキースに移った。
このリードをブルペン陣のグリーン(2回、1失点)、ロバートソン(3回1/3、失点0)、ケインリー(2回1/3、失点0)が守り、最後は守護神チャップマン(1回、失点0)が抑えて8対4でヤンキースが逃げ切った。
5回戦制のALDSは、中1日をはさんでインディアンスのホームで5日(日本時間6日)から始まる。GAME1は田中将大が先発する予定。
※その後、公式発表があり第1戦はヤンキースがソニー・グレイとインディアンスがトレバー・バウアーになった。