MLB メジャーリーグ物語

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守護神G.ホランドがロッキーズで復活!ナッツを逆転で4連勝、首位独走中

ジャイアンツを3連戦スイープしたロッキーズナショナルズにも逆転勝ちして4連勝を飾っている。

 

守護神G.ホランドロッキーズで復活!

 

ナ・リーグ西部地区首位のロッキーズが、ホームのクアーズ・フィールドに東部地区首位のナショナルズを迎えた3連戦のGAME1を8対4で勝利した。

 

ロッキーズはここまで14勝6敗(勝率.700)と絶好調。各チームが20試合前後を消化した時点で、ア・リーグ東部地区のオリオールズに次ぐ2位の勝率だ。

 

好調の要因はリリーフ陣の踏ん張り。若手中心の先発投手たちがMLB30チーム中、防御率18位に対して、リリーフ陣は5位とチームの好調を支えている。

 

ロッキーズと言えば、ホームがコロラド州デンバーのマイルハイ(標高1600メートル)にある事から打球が良く飛び打者有利の球場。逆に言えば投手泣かせの球場だが、打撃陣は打率でMLB14位、出塁率20位、OPS12位、盗塁数29位と高くないが本塁打は9位。

 

この日も7回に1番ブラックモン(CF)の逆転6号2ランが飛び出して、8回にも4番ゴンザレス(RF)から8番ウォルタース(C)まで5連続ヒットで3点を追加。リードは好調のリリーフ陣が無得点に抑えて鮮やかな首位攻防戦のGAME1を逆転で飾った。

 

 

ロッキーズ

 

 

昨季は、打率、得点、長打率OPSナ・リーグ1位。出塁率で同2位と打高投低だった。(しかし、このスタッツもビジターでは平均以下)

 

しかし、投手陣はどのスタッツもナ・リーグの最低クラスで、とくにリリーフ防御率は15チーム中15位。そのため16年オフには左腕リリーバーのマイク・ダンに3年1900万ドル、トミー・ジョン手術から復帰してきたグレッグ・ホランドを1年700万ドルで獲得し、リーグ最下位に沈んでいたリリーフ陣に投資してテコ入れを図った。

 

元ロイヤルズの守護神グレッグ・ホランドは、見事に復活し、ここまで両リーグトップ9セーブをマーク。セーブ機会の失敗なし、成功率100%という期待に応えている。

 

マイク・ダンも10試合に登板して防御率1.17と起用に応え、他にはクローザー候補だったアダム・オッタビーノも10試合で同1.17と結果を出している。

 

このブルペンの踏ん張りが、勝ちゲームで、1点差勝利が7勝、2点差勝利が3勝、2点差以内の試合で10勝2敗の結果につながっている。

 

好調ロッキーズの投手陣

 

【先発ローテーション】

 

ジョン・グレイ (右)10日間DL

タイラー・アンダーソン (左)

タイラー・チャットウッド(右)

アントニオ・センザテラ(右)

カイル・フリーランド(左)

 

【リリーフ陣】

 

CL:グレッグ・ホランド (右)

SU:アダム・オッタビーノ (右)

SU:マイク・ダン (左)

RP:カルロス・エステベス(右)

RP:ジェイク・マギー (左)

RP:スコット・オバーグ (右)

RP:クリス・ラシーン (左)

LR:ジョーダン・ライルズ (右)