マーリンズのイチロー外野手が守備練習中に他の選手と交錯し右ひざや腰を痛めるアクシデントがあった。MLBキャリアで初めて医務室を訪れた。
フィールドに緊張が走ったのは外野のギャップへのフライを捕球する練習の時だ。5球目。中堅を守っていたイチローは右中間に上がった打球に声を上げ、自分が捕球することを主張し、落下地点に入ろうとした。しかし、そこへ右翼を守っていたバーンズが突っ込んでいく形で交錯。イチローは苦悶の表情を浮かべて右足を押さえた。
すぐにバンディ外野守備コーチやスタントンらチームメートが駆け寄り、状態を確認。イチローは右足を上げるなどして説明した後、守備練習に戻ったが、打球を追う動きはぎこちなかった。交錯から8分後、守備練習を最後までやり遂げたイチローは一人、練習を切り上げてクラブハウスへ戻った。(デイリースポーツ)
Ichiro tweaks back in minor outfield collision https://t.co/2iFCr84AbV @Marlins @MLB
— Joe Frisaro (@JoeFrisaro) 2017年2月21日
現地からの報告では、センターのイチローとライトについていたマイナーの招待選手ブランドン・バーンズが、右中間で接触したようで、激突でなく軽い交錯だった。
イチローの右ひざに接触したようだが、そこよりも背中の痛みをイチローが気にしていたので医務室に入ったようだ。
Marlins outfielder Brandon Barnes wearing sign put on locker by teammates after collision with Ichiro. pic.twitter.com/YO3cg53TDZ
— clarkspencer (@clarkspencer) 2017年2月21日
殿堂入り確実なイチローとぶつかったバーンズは、チームメイトに冷やかされてこんな貼り紙をつけられた。(上のツイッター)
マーリンズに移籍後、初めて医務室に行ったイチローもジョークを飛ばすぐらい余裕があったというから、大したことがなかったようだが、こんな事でも米メディアのニュースになるぐらい、イチローのセルフケアは完璧で、関係者も感嘆しているという。