MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

岩隈久志が「第2回キット、ずっと杯」で始球式、12月には熊本で野球教室

 

岩隈久志が「第2回キット、ずっと杯」で始球式

 

 マリナーズ岩隈久志投手(35)が19日、西武プリンスドームで行われた草野球大会「第2回キット、ずっと杯」決勝大会で始球式を行った。

 

 これは、自身がジェネラルマネージャーGM)を務める岩手の地域球団「三陸鉄道キットDreams」の試合前に行ったもので、対戦相手の熊本代表チームを応援する「くまモン」と対決し、ワンバウンド投球ながら空振りを奪った。

 

 岩隈は試合前「少しでも元気、笑顔になってもらいたい。そこで勇気をもらっている」とあいさつした。

 

 今月11日には、8月の台風10号により大きな被害を受けた岩手・岩泉町を訪問。 「三陸鉄道キットDreams」のGMを務めている縁で、慰問を決断したという岩隈。岩泉ヨーグルトで有名な「岩泉乳業」を訪れ、従業員らを励ました。

 

 さらに、12月4日には熊本県民総合運動公園で小学校5、6年生を対象に野球教室を開催することも発表した。既に自身が発案した熊本の少年野球大会が開催されており、準決勝、決勝が行われるタイミングに合わせて小学5、6年生を対象に指導する。

 

 東日本大震災が起こった2011年、岩隈は仙台を本拠地とする楽天に所属し「1勝につき10万円」の寄付を行った。

 

 このブログでも何度か紹介したが、マリナーズ移籍後の12年3月には宮城県石巻市で野球教室を開催。そして14年に被災地チームとして発足した「三陸鉄道キットDreams」のGMに就任した。

 

 メジャーで自己最多の16勝を挙げるなど、充実したメジャーでの5シーズン目を終えた岩隈だが、多くのメジャーリーガーたちがしているように社会慈善活動にも積極的で、「野球選手だけでなく社会人として力になれたらいい」と話した。

 

 

◆記事参考

 

http://mainichi.jp/articles/20161120/spn/00m/050/015000c