松井秀喜氏がヤンキースのOB戦で特大本塁打!
現地時間12日、ヤンキースタジアムで行われたヤンキースOB戦「第70回オールド・タイマーズ・デー」に出場した松井秀喜氏が、ライトスタンド2階席まで届くバースデーアーチを架けた。MLB公式サイトでも「Matsui's birthday gift: Old-Timers' Day HR」という見出しを付けてヘッドラインで紹介している。
ニューヨークに帰ったゴジラが、42度目の誕生日にメジャー通算175本塁打、日米通算507本塁打のパフォーマンスを見せつけた。
打席に立った松井は、通算194勝のサイ・ヤング投手、デービッド・コーンと対戦した。初球は松井の頭上を大きく越す“危険球”。これは「監督の指示だから」とコーンが明かしている。
ゴジラのパワーがさく裂!松井秀喜氏がヤンキースのOB戦で2階席に届く特大本塁打! https://t.co/ycX746PwSn pic.twitter.com/JJYxyNleg2
— MLB Japan (@MLBJapan) 2016年6月13日
だが、2球目真ん中低めに入った直球を豪快に振ると、鋭い打球は右翼ポール付近の2階席に飛び込んだ。
打った瞬間にホームランと分かる豪快な1発に、球場を埋め尽くした地元ニューヨークのファンは、2009年ワールドシリーズMVPのシーンを思い出したに違いない。
現役時代の松井氏。15年にアメリカ野球殿堂入りしたマルチネス氏とは名勝負を演じた。
実況アナは「危険球でメッセージを送られたマツイが、次の1球でコーンにメッセージを突き返しました!」とOB戦ならではの対決を盛り上げた。
ヤンキースの公式サイトでは、渡米前の松井が初めてヤンキースタジアムで試合観戦をした時、1999年ア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦のレッドソックス戦で先発したのがコーンだったという。
松井は「あの試合を見て、ここでプレーしたいと思った。だから、こういうことができたのは、自分にとっては一生の思い出になります」と、喜びを語った。
松井の現在は、キャッシュマンGMの特別アドバイザーとして、傘下マイナー球団で若手選手に打撃指導している。
