ワシントン・ナショナルズが主力スターター、27歳右腕のスティーブン・ストラスバーグとの契約延長に合意した。
メジャーリーグ移籍/契約情報
7年総額1億7500万ドル
新たな契約は、2017年から2023年まで7年総額1億7500万ドル(約190億1000万円)。
なお、代理人は敏腕スコット・ボラス氏で、契約にはオプト・アウト(契約破棄)条項が盛り込まれているようだが、詳細は明かされていない。
#nationals and stephen strasburg have a deal for a $175 million, seven year extension.... story: https://t.co/ygsIyLeXUl
— Jon Heyman (@JonHeyman) 2016年5月10日
7月に28歳になる右腕は、2009年ドラフトで全体1位指名を受けてナショナルズに入団。2010年にメジャーデビューし、2014年にはナ・リーグ最多の242奪三振を記録した。
投手の年平均による年俸ランキング
今回の契約は、投手の年平均による年俸ランクでは、単純計算で1年2500万ドル、7位タイ。ちなみにヤンキースの田中将大は、1年約2214万ドルで13位。
1. ザック・グリンキー 3441万6666ドル (2016-21)
2. デビッド・プライス 3100万ドル (2016-22)
3. クレイトン・カーショー 3071万4286ドル (2014-20)
4. マックス・シャーザー 3000万ドル (2015-21)
5. ジョン・レスター 2583万3333ドル (2015-20)
6. ジャスティン・バーランダー 2571万4,286ドル (2013-19)
7. フェリックス・ヘルナンデス 2500万ドル (2013-19)
7. スティーブン・ストラスバーグ 2500万ドル (2017-23)
9. CC サバシア 2440万ドル (2012-16)
10. コール・ハメルズ 2400万ドル (2013-18)
10. クリフ・リー 2400万ドル (2011-15)
ストラスバーグの前日時点での今季成績は、5勝0敗、防御率2.36。MLBキャリア通算では59勝37敗、防御率3.06という成績を残している。
来期からフリーエージェントとなるスティーブン・ストラスバーグが、新たにナショナルズとの契約を7年総額1億7,500万ドル(およそ190億1,000万円)で延長することがわかった。https://t.co/SCnqS541t3 pic.twitter.com/9saURtfybv
— MLB Japan (@MLBJapan) 2016年5月10日
故障の多いストラスバーグ
ただ、1シーズン200イニングを投げたのは15年のみ。規定投球回数をクリアしたのは、2014年、15年の2シーズン。
2010年には、トミー・ジョン手術を受けており、今後再発も懸念され、7年という長期契約には、球団にとってリスクが高いという声もある。
エース格の右腕マックス・シャーザーとの大型契約(2億1000万ドル、2015年-21年)を抱えるナショナルズだが、今後ますます高騰する年俸を考えた場合、チームは、この内容を妥当と見たのかもしれない。
ナショナルズは、主砲ブライス・ハーパーのヤンキース移籍説もあり、長期戦略を見据えたチームのフランチャイズプレイヤーとしての存在感に期待しているのかもしれない。