ニューヨーク・メッツが22日、今オフにチームからフリーエージェント(FA)となっていたヨエニス・セスペデス外野手と3年総額7500万ドル(約89億円)で合意した。メジャーリーグ公式サイト「MLB.com」など複数のメディアが伝えている。
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また、2016年シーズン終了後に残りの契約を破棄し、FAとなることができるオプト・アウト(契約破棄条項)と全球団へのトレード拒否権が盛り込まれているようだ。
何度か紹介したが、15年オフは、FAスターターと外野手に豊富な人材があふれた。11月のクオリファイングオファーにも岩隈久志など制度が始まって以来、最高の20人がそれぞれのチームから提示を受けた。
そうした需給バランスもあって12月のウィンターミーティング以後も移籍市場は、停滞気味で明らかに遅かったが、このセスペデスの契約合意で大物選手たちの移籍先がほぼ決まったといってよい。
Yoenis Cespedes remains the apple of the #Mets' eye after agreeing on a 3 year deal @Ken_Rosenthal breaks it downl: https://t.co/2E5exqrxRX
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) 2016, 1月 23
グリンキーやプライスなどのスターター以外にジェイソン・ヘイワード外野手が8年1億8400万ドル、クリス・デービス一塁手が7年1億6100万ドル、ジャスティン・アップトン外野手が6年1億3275万ドル。
セスペデスは、自信が要求していた契約年数、総額とも抑えられたものになったが、来季のFA市場は今年より人材が薄いため、選手側が有利な市場になる可能性が高く1年後にオプトアウトしてFA市場で再度、要求額を満たす戦略に切り替えたと思われる。
Return of Yoenis Cespedes makes Mets clear favorite in the NL East https://t.co/0uI3GihjC7 pic.twitter.com/tii2jWtHpl
— CBS Sports MLB (@CBSSportsMLB) 2016, 1月 23
それでも単年でみると1年2500万ドルは、トップクラスの金額で、キャンプ前のこの時期にしては破格の金額と言える。
メッツも昨年後半の華々しいイメージがあっただけにもう1年だけ活躍してもらって、1年分だけサラリーを支払い、来季はFAで他球団に行くことを織り込み済みの3年契約にしたのかもしれない。
1. ジャンカルロ・スタントン 2500万ドル (2015-27)
1. ジョシュ・ハミルトン 2500万ドル (2013-17)
1. ヨエニス・セスペデス 2500万ドル (2016-18)
4. マイク・トラウト 2408万3333ドル (2015-20)
5. ジェイソン・ヘイワード 2300万ドル (2016-23)
6. マニー・ラミレス 2250万ドル (2009-10)
7. ジャスティン・アップトン 2212万5000ドル(2016-21)
8. ハンリー・ラミレス 2200万ドル (2015-18)
9. ジャコビー・エルズベリー 2185万7143ドル (2014-20)
10. ライアン・ブラウン 2100万ドル (2016-20)
セスペデスに関しては、オリオールズや先日もナショナルズが5年1億ドルの契約をオファーしていたが、合意には至らなかった。
キューバ出身のセスペデスは昨年7月にトレードでタイガースからメッツへ移り、移籍後は57試合で17本塁打、44打点をマーク。メッツのワールドシリーズ進出に貢献した。
メジャー通算ではキャリア4年で575試合、打率2割7分1厘、106本塁打、367打点。09年WBCキューバ代表。14年にはMLBオールスターゲームにも選出されている。