MLB メジャーリーグ物語

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【MLB移籍情報】前田健太の獲得にレッドソックスも興味。ボストンの地元紙が報道

 

広島・前田健太投手(27)が24日、マツダスタジアムで鈴木清明球団本部長と会談し、今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用してのメジャーリーグ移籍の希望を申し入れた。

 

 

MLB移籍情報

 

 

前田がポスティングシステムによるメジャー移籍希望を球団に申し入れたことは、米メディアでも取り上げられた。

 

レッドソックスの地元紙、ボストン・ヘラルド(電子版)は24日付で「日本のスター、前田はレ軍が獲得を検討する投手の候補になる」と報じた。

 

前田の契約は各種の報道を総合すると田中将大ダルビッシュ有よりも抑えられて5年6000万ドル(約72億円)前後になる。これに広島への譲渡金2000万ドル(約24億円)が加算される。

 

11月19日の記事でも紹介したが、メジャー移籍で名前が挙がっているのはドジャースダイヤモンドバックスなどで、GM会議では複数球団が強い関心を示したという。すでにダイヤモンドバックスは14日に2011年の新人王で今季9勝12敗の先発右腕ジェレミー・ヘリクソンをリリース、先発枠がさらに手薄になった。

 

相思相愛に近いのがドジャース。ここでも10月17日の記事で紹介したが、今季19勝、リーグトップの防御率1.66(WHIPも驚異の0.844)をマークした右のエース、ザック・グリンキー(32)が、18年まで結んでいた契約のオプト・アウト(破棄条項)を行使しFAになった。

 

今季、西地区で3連覇を果たしたドジャースも3番手以降が不安定な上、左のクレイトン・カーショーと双璧のグリンキーの引き留めに失敗した場合、先発陣が大幅に戦力低下する。

 

一方で、送り出すことになる広島は、昨年オフではポスティングを認めなかったが、前田は「来年いければいいと思う」と話していた。

 

鈴木球団本部長も「エースらしい働きをしてくれれば検討する。大事な試合に勝ち、チームメイトやファンからも『良くやってくれた』と言われることを求めている」と“条件設定”。

 

前田は、今季エースとして206.1イニングを投げ、15勝(8敗)で最多勝沢村賞を獲得した。その働きを球団側も高く評価。ファンの世論も後押しして、ポスティングシステム活用を容認するとみられる。

 

今季のメジャーストーブリーグを眺めてみると注目FA選手は、ブルージェイズからFAのデビット・プライス(30)やドジャースからFAのザック・グリンキー(32)。

 

しかし、他にもジョーダン・ジマーマン、ジョニー・クエト、ジョン・ラッキー、シェルビー・ミラー、ジェフ・サマージャ、岩隈久志など実績のあるFA投手が多く、やや買い手市場の傾向がある。

 

大物FA選手より“お買い得”という記事も一部のスポーツ紙ではあったが、メジャー全体がドラフト指名権とプロスペクトの育成を重視する「内部育成」傾向が強まりつつあることやその時の需給バランスで契約金額は左右されるので、前田の契約は楽観視できない状況とみたい。難航する事もあり得るという事だ。

 

現時点では、ドジャース、Dバックス、レッドソックスなど複数球団が名乗りを上げていることは確かだが、あまり良いオファーは期待しない方がいいかもしれない。

 

 

◇記事参考

 

www.bostonherald.com