MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

歓喜のマウンドには上原がいた Wシリーズ制覇

 

MLB2013 ワールドシリーズ

 

95年ぶり地元ボストン優勝

 

歓喜のマウンドには上原浩治 がいた

 

◇ World Series Game 6 10.30.2013

@ボストン、フェンウェイパーク

 

Congratulation!Boston Redsox.

 

 

 

上原浩治田澤純一の所属するボストン・レッドソックスが07年以来6年ぶり8度目の世界一に輝いた。地元フェンウェイパークでの胴上げは1918年(大正7年)以来、95年ぶり。

 

あのレッドソックス時代のベーブ・ルース(当時はピッチャー)たちが投げた時代から約1世紀を迎えようとしていた。

 

昨年、69勝93敗の地区最下位から蘇った赤い戦士たちの姿がそこにはあった。

 

「これは、ボストン市民のみんながもらった賞だ」―ワールドシリーズMVPを受賞した“ビッグパピ”ことオルティーズのコメントだ。シリーズ16打数11安打、2HR、6打点。何かが乗り移ったかのようにこの巨体が打ちまくった。

 

あの悲劇の爆破事件の後、チームはひとつになった。そして世界一。両リーグで97勝の最多勝同士がぶつかり合った今季の頂上決戦を制覇した。

 

最後のマウンドには日本人投手、上原浩治がいた。同じ日本人として誇らしかった。

 

 

 

「BOSTON STRONG」

 

「BOSTON STRONG」とは、困難に立ち向かうボストン市民の気持ちを表した言葉です。

 

4月の第3月曜日は、マサチューセッツ州では「ペイトリオッツ・デイ」(愛国者の日)として、州の祝日と定められています。

 

歴史的には、1775年4月19日に米独立戦争が始まったことを記念する祝日であり、事件が起こったボストン・マラソンは、毎年ペイトリオッツ・デイを記念した、ボストン市民にとっては「春の訪れ」を寿ぐ行事のひとつになっています。

 

ペイトリオッツ・デイ」のレッドソックス戦は、毎年、午前11時に試合が始められることが伝統となっています。1年に2430ある大リーグの試合(ポストシーズンは除く)の中でも、午前中に試合が始められるのは、ボストンの「Patriots Day Game」だけ。

 

なぜ、この試合だけが朝に始められるのかというと、それは、ボストン・マラソンで、フェンウェイパークの近くを通過するランナーたちを試合後に見てもらうためです。

 

氷点下になる寒い冬をのりこえて、やっと訪れた春を祝う愛国記念日。

 

そんな日にあのテロ事件は起きました。